個人開発者のためのGit 〜実践編 3.〜


こんにちは、花粉が半端なくてティッシュが足りない毒きのこです。

Gitの記事も今回で5回目になりました… これが一応最後になります。
これまでのおさらい、大丈夫でしょうか。

これまでは、Gitを使ってローカルのリポジトリ上にコミットしていくだけでした。
ただそれだと、ローカル環境下だけで使用しているので他のメンバーとの共有もそうですが、せっかくのGitを活かしきれていません。

もちろんバックアップ目的としても、ローカルだけではそのPCが故障してデータが消えてしまった場合など、当然リポジトリも消失するため意味ないですよね。

そこで、サーバー上に作ったプロジェクトをそのままアップして管理したいと思います。

でも、サーバー? それってAWSとかさくらVPSとか、または自分でサーバーを立ててそこにアップする!? 維持費は? 初期費用はかかるの? などなどやったことがない人は不安になるかと思います。

そこで「個人開発者のためのGit 〜周辺のサービス理解と環境構築編〜」でも紹介したGitホスティングサービスを利用する方法!!

このホスティングサービスは無料で使えるものも多く、その中でも記事で紹介したBitBucketは、Gitをほとんど使ったことがない方でもスグに慣れてご利用いただけると思います。
何よりプライベートリポジトリといって完全非公開の自分だけのリポジトリを持てるんです。 これは使わない手はないですね〜。

では、最後の締め、サーバー(ホスティングサービス)にGit管理しているプロジェクトをアップする流れを一緒にやっていってみましょう〜。

BitBucketの登録

まずはBitBucketのサイトへ行って、登録するところから始めます。

スクリーンショット-2016-04-12-15.38.29

画面右上の「Get Started」からメールアドレスやパスワードを入力し登録していきます。
ここで入力したメールアドレス宛に認証のためのメールが届くので、認証成功させてください。
登録が完了しましたらTOPページの同じ右上の「ログイン」から登録したメールアドレス、パスワードを打ち込んでログインしてみてください。
※Google+を使ったOAuth認証もありますが、ここは普通にメールアドレス、パスワードを入力し登録しました。

スクリーンショット 2016-04-12 15.46.13

無事ログインできましたでしょうか? ここまでいけば登録は成功ということで次はリポジトリを作成していきます。

リポジトリの作成

初めてログインした時は以下のような画面が表示されるので「リポジトリの作成」をクリックしてください。

スクリーンショット 2016-04-12 16.00.41
次に新規リポジトリを作成する画面が表示されるので、「Repository name」にリポジトリの名前を(ここではMyProjectと入力)、アクセスレベルにチェック、リポジトリのタイプはGitにし下部の「リポジトリの作成」ボタンを押下します。

スクリーンショット 2016-04-12 16.01.03

詳細としては、アクセスレベルのチェックを外すと当然公開(他の人からも丸見えのプロジェクト)になり、リポジトリタイプ(Mercurial)、コレも分散バージョン管理システムなのですがここはせっかくGitのお勉強ということなのでGitにしておきましょう(´・ω・`)

さて、「リポジトリの作成」ボタンを押したら以下のような画面になったかと思います。

スクリーンショット 2016-04-12 16.41.09

とりあえずBitBucket上にMyProjectという自分専用のリポジトリは作成出来たみたいです。
一旦ここまでにして次はあげるためのプロジェクトを作っちゃいましょう。

プロジェクトの作成

さて、前回作ったgit_studyのでもいいんじゃないかって感じですが、せっかくなので実際の開発するプロジェクトに近いモノで…

Mac環境下でやっているのでここはXcodeでプロジェクトを作成してそれをあげてみましょう。
Xcodeを起動し、画面のようにiOSのApplicationを選択、構成はSingle View Applicationを選択してみてください。

スクリーンショット 2016-04-12 17.00.49

スクリーンショット 2016-04-12 17.01.13

Project Nameは何でもいいんですが「HelloWorldSample」と。
Organization Nameは組織名ですがここも個人なら何でもいいです。Organization Identifierも自社のドメインを逆にしたものを入れたりしますが、ここも一旦Gitとは関係ない部分なので適当で大丈夫です。 Languageは「Swift」、Deviceは「iPhone」でいきます。
チェックの部分はそのままにして「Next」ボタンを押してみてください。

最後に保存先を聞かれると思うのでホームディレクトリに設定し(ここは後でターミナルからcdで移動していくので、わかりやすいところであればどこでもいいです)、画面下の方のSource Controleにチェックを入れるようにしてください。
Xcodeでプロジェクトを作成する際、ここにチェックが入っていると最初からこのプロジェクトはGit管理化に置いたものとして作成されます(便利!)。 

チェックを入れたら「Create」をクリックしてみましょう。

スクリーンショット 2016-04-12 17.35.39

プロジェクトが作成されXcodeが無事立ち上がったかと思います。

そうしたら以下の図のように左側からViewControllerを選択し、print(“Hello World.”)とだけ追加してやってください。

スクリーンショット 2016-04-12 17.41.52

16行目にprint関数を追加しただけです。なおここでは例としてXcodeからプロジェクトを作成しているだけなので、細かいSwiftやXcodeの説明はナッシングで(´・ω・`)

作成したプロジェクトをリモートリポジトリにアップ

iTerm2を立ち上げてコマンドでおさらいを兼ねて色々やってみましょう。
まず、ローカルリポジトリにコミットするところまで一気にやってみます。

こんな感じですね。
実際は「$」が付いているところが自分たちがコマンドをたたいている箇所です。

ここまでは前回でやった内容で、こっからが今回のホスティングサービスにあげる作業です。
実は先ほどBitBucketでリポジトリを作成した際に、その手順が書かれているので見てみましょう。

スクリーンショット 2016-04-12 17.52.22

画面下部の「 I have an existing project 」をクリックするとコマンド例が出てきます。
ここは自分の環境によって記述が少し異なるので読み替えて対応してください。

まず一番上のcdのところは今既に「HelloWorldSample」ディレクトリ上にいるので大丈夫ですね。次のgit remote add…の部分ですが、これはリモートのリポジトリにアクセスしやすい名前をつけ登録する作業です。git remote addコマンドでoriginとリモートリポジトリを名付け登録、そのリモートリポジトリのURLはhttps://dokukinoko@bitbucket.org/dokukinoko/myproject.gitということです。

originの部分は好きに変えれますが、この辺はGitに慣れていってから色々やっていきましょう。今は例にもあるようにoriginでいきます。

そして最後にgit pushの部分。git pushは、前回までやってきたgit commitした内容をリモートのリポジトリへあげるためのコマンドです。 -u はオプションで、ローカルブランチとリモートブランチを紐付けるためのものです。–set-upstream-toを省略したものなんですが、これはもう今はそういうものだと思って最初は付けるようにしましょう。

–allは、ローカルのリポジトリ全てのブランチをリモートにあげるためのものですが、今はmasterブランチという自動で最初に作られるものしかないのでここも今は特に気にしないで大丈夫です。

最後の–tagオプションのついたコマンドもありますが、これは今は特に打たなくても大丈夫です。打ちたければ打ってください(´;ω;)

では上のコマンドを一気に叩いて行ってみましょう〜。


なおpush時に聞かれるパスワードはBitBucketに登録した際のパスワードです。
成功すると、ズラララーっとメッセージが出るので、どうなったか見てみましょう!

BibBucket画面の右側アイコンのコミットというのをクリックしてみてください。

スクリーンショット 2016-04-12 18.26.27

おおおおー、リモートリポジトリのMyProject内にちゃんとコミットした内容があがっているではありませんか!
こっからはもう何かプロジェクトで更新作業を行うたびに流作業となります。

これだけだとちょっとわかりづらいので、もう一回リモートリポジトリに何かあげてみましょう。

スクリーンショット 2016-04-12 18.32.21

こんな感じで先ほどprint関数を追加しました。内容は何でもいいです(´・ω・`)

iTermに戻って、以下のように打ってみましょう。


本当はgit addの前にgit statusでどのファイルに変更が加わったかをみて、該当するファイルをaddでインデックスに追加して最後commit、といった癖をつけたほうがいいです。

ローカルのリポジトリにコミット出来たのでそうしたら以下のコマンドを打って再びリモートにあげましょう。

git push origin master このコマンド... 最初は -u とかついたのに今回はなぜ?という感じですがこのあたりを詳しく知りたければGitを引き続きお勉強するとして、今は自分で名前をつけたorigin(リモートリポジトリ)にmasterブランチ(ローカルの)の内容をプッシュする、くらいに覚えておけばOKです。

では、再びBitBucketに戻って先ほどのコミットのページをリロードしてみてください。

スクリーンショット 2016-04-12 18.45.44

おおおー、上に1個追加されてるではありませんかー。 
こんな感じにどんどんpushしていくたびにリモートへあがっていくのです!

無事リモートへプロジェクトをあげられましたね。

で、これの何がいいの?って感じかもしれませんが、プロジェクト自体はこれでサーバーにあがったことになりますし、バックアップとしてもちゃんと機能しています。 最後にせっかくなんでこのBitBucket上にあげたことで一番便利な例をお見せして終わりにしたいと思います。

BitBucketからプロジェクトをCloneしてくる

さて、ここで今自分が作業しているPCから「HelloWorldSample」ディレクトリが消えたとします。外付けHDDにもバックアップしていなかった... やゔぁい! 

そこでBitBucket( ・ㅂ・ )

下図のようにクローンをクリックして、表示されるURLをコピーしてください。

スクリーンショット 2016-04-12 19.02.15

ではでは、Finder上からでいいのでどこか好きなところにディレクトリを作ってください。
ここでは「GitProject」ディレクトリを作成し、cdでそのディレクトリへ移動します。

移動したら、そこで以下のコマンドを叩いてみましょう。

git clone...の部分はBitBucketのところからコピーしてきたURLですね。
さて、Finderから先ほど作成したGitProjectディレクトリの中身を見てみましょう。

スクリーンショット-2016-04-12-19.07.23

おおおーーーーー!
どうでしょう、何もなかったディレクトリ内にXcodeのプロジェクトが出来てるじゃあありませんか!

BitBucketからごっそり全部とってこれてますね。
もちろんこの取ってきたプロジェクトはGit管理化にあるものなので、このまま続きを行ってpushしていくことも可能です。

何をしたかっていうと、git cloneコマンドでリポジトリをローカルに複製した感じです。
つまり、リモートリポジトリにプロジェクトが上がっている限り、このコマンドをたたけばいくらでもプロジェクトを複製させてやることが出来るのです。

どうしてもボリュームとかの問題で全てを書ききれませんが、この辺を多用すれば家ではMacでUnityのプロジェクトを作成・開発しBitBucketへ上げ、会社のWindowsマシンでBitBucketからCloneしてきて、続きから開発、なんてことも出来るのです。

なんかちょっと駆け足気味なアレになってしまった感じもしますが、Gitを一通りリモートへあげるところまで通してやってみました。これはほんと個人開発がメチャクチャ捗る技術なので是非とも習得して開発をより一層楽しいものにしていけたらなと思います。

ではでは....
今回でとりあえずGit記事は終わりということで、長々とありがとうございましたぁ(´;ω;
)

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